不動産売却でインスペクションをするメリットとデメリットとは?
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不動産売却でインスペクションをするメリットとデメリットとは?
不動産売却にあたって有効なインスペクションですが、検討する際には、メリットとデメリットの両方を知っておくことも大切です。
◎メリット不動産売却をするときに、インスペクションをおこなうメリットは複数あります。
◆早期売却できる可能性
不動産売却をするとき、多くの場合、早期売却を希望されます。
調査を実施し、専門家による診断の報告書があると、買主も購入の判断がしやすく、スムーズな売却につながることがメリットです。
また、結果によっては不動産の価値を高めることもできます。
インスペクションを実施することで、早く高く手放せる可能性が増すことは大きなメリットといえるでしょう。
◆安心して売り出せる
売主の方が建物の状況を把握でき、安心して売り出せることもインスペクションをするメリットのひとつです。不動産売却をするとき、売主の方が気を付けておきたいポイントに契約不適合責任があります。契約不適合責任とは、契約内容と一致しないものを引き渡したときに売主に生じる責任です。
責任が問われるポイントは、あくまでも契約内容と異なる場合です。
そのため、事前にインスペクションをおこなうと、物件の状態を契約書に記載でき、責任を問われるリスクを軽減できることもメリットといえるでしょう。
◆瑕疵担保保険の付保要件のひとつをクリアする
不動産売却後、もし瑕疵が発見されても、「既存住宅売買瑕疵保険」に加入していれば買主への補償が可能です。既存住宅売買瑕疵保険には2つのタイプがあり、売主が個人の方の場合は個人間売買タイプに入ります。ちなみに個人間売買タイプとはいうものの、実際に加入するのは、調査の依頼先です。
加入の条件として、インスペクションの合格が求められます。
インスペクションを実施し、既存住宅売買瑕疵保険も付保すれば、買主にさらなる安心と付加価値を提供でき、不動産売却しやすくなることがメリットです。メリットが多数ある一方で、デメリットもあります。
×デメリット
インスペクションを実施して、場合によっては修繕を検討することになります。
修繕は必ずしも必要ではありませんが、不合格の場合に修繕をしないときは、値引きを求められる可能性もあります。
また、調査自体に時間と費用がかかることがデメリットです。
一般的な調査をおこない報告書を得るまでに、2週間ほど見ておくと良いでしょう。
不動産売却時にインスペクションをする費用相場
インスペクションにはもちろん費用がかかります。
最後に不動産売却をする前に知っておきたい費用相場についても見ていきましょう。◆費用不動産売却時のインスペクションにかかる費用については、建物の延べ床面積によって異なり5万円から7万円ほどが目安です。
サンタが依頼しているジャパンホームシールドで一戸建て住宅の場合は、たとえば165㎡未満の戸建てなら46,000円(税別)になります。
一般的なインスペクションの内訳としては、調査にあたる専門家の「人件費」をはじめ、不動産売却する物件まで来てもらう出張費として「交通費」、報告書を作成するための「事務費用」などが含まれます。費用はかかるものの、安心して不動産売却をするうえでインスペクションは有効な調査といえるでしょう。
調査後に修繕をおこなって売り出すべきか迷われるときにも、株式会社サンタが物件ごとに適したアドバイスとサポートをきめ細やかにさせていただきます。
高松市で不動産売却や住宅診断をお考えの場合は、弊社までお問い合わせください。
2022.10.08