空き家を売りたい 売るときにかかる費用や税金
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空き家を売りたい 売るときにかかる費用や税金
空き家を売りたい場合、どれぐらいのお金を準備しておく必要があるのか、事前に把握できると安心ですよね。そこで最後に、空き家の売却時に必要な費用や税金についてお伝えします。相続した空き家を売りたい場合、空き家の名義を被相続人から相続人に変更する「相続登記」が必要です。相続登記の際には、固定資産税評価額×0.4%の登録免許税が課されます。また、相続登記の手続きを司法書士に依頼した場合、報酬として約5万円から8万円の費用が発生します。
◆相続登記費用
◆譲渡所得税空き家を売却して利益(譲渡所得)が生じた場合は、その利益に対して譲渡所得税が課されます。税率は、空き家を所有していた期間によって異なります。
空き家の所有期間が5年以下の場合は短期譲渡所得、5年を超える場合は長期譲渡所得となり、税率は以下のとおりです。
短期譲渡所得:所得税30%+復興特別所得税0.63%+住民税9%=合計39.63%
長期譲渡所得の税率:所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%=合計20.315%
なお、相続した空き家の場合の所有期間は親が購入したときからの年数となりますのでだいたいの場合長期のほうになると思います。木造住宅の解体費用の相場は、コロナ前には一坪当たり約3万円から4万円と言われていました。しかし、昨今の社会情勢でこの1年2年で段階的に上がってきました。解体工事と言うよりは、処分費用が高騰しています。
◆解体費用
30坪の空き家であれば、約90万円から120万円もの費用でできていた解体が、いまはそれ以上の費用がかかるようになります。
解体費用は、建物の構造や大きさ、また立地条件など、さまざまな要因が金額に影響します。住宅密集地などや道路が狭い場所の解体しにくい立地の場合は、さらに高額になりやすいです。
また、空き家を解体する際には、事前に家財道具の処分が必要です。実家の後しまいの場合、家じゅうに両親や自分が子供のころの家具や道具がそのままあることもザラです。
業者に依頼して一括処分する場合、その処分費用もかかることも頭に入れておきましょう。
◆建物滅失登記
これは建っていた建物を解体して更地にした、その登記です。司法書士に依頼したら4万円から5万円くらいの費用がかかりますが、お時間のある方はご自分で法務局に行けば、ほとんど費用がかからず建物滅失登記ができます。
◆まとめ空き家を売りたい場合、「現状のまま売る」もしくは「更地にして売る」の2つの方法、プラス「直して売る」の方法があり、それぞれのGOOD&BAD、メリット・デメリットを考慮して、慎重に判断する必要があります。
しかし、どちらが良いのかを判断するのは一般の方には難しいかもしれません。
株式会社サンタは、お客様のご希望をしっかりヒアリングして、その不動産の可能性を模索して、最善の販売方法をご提案します。
高松市で空き家の処分にお困りの方、また解体すべきかどうか迷っている方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
2022.10.04