相続対策の必要性

相続対策の必要性
 
次の項目に関心がある人は要チェックです!
相続対策を決めておくことをお勧めします
 
◎相続=争族化することを避けたい
◎親の遺言書の内容を後から知り何もできなかったら嫌だな
◎子供が居住していない=空き家になることのリスク
◎介護をする自分としない兄弟で財産がどのように配分されるのか
 
◆相続⇒争族の心配があるケース
お金の額が少ないことほど問題になりやすく、現実にお困りの相談が増えています。
相続という問題、どこかで私は、うちは関係ないと思っていませんか?
相続の額が少なくとも、むしろ“額が少ないケースほど“問題になることが多いのです。なんと家庭裁判所に持ち込まれる遺産相続の金額は35%が1000万円以下で揉めています。もっと掘り下げると遺産がお金ではなく実家の土地と家(建物)=不動産であるというケース。サンタに相談に来られるお客様は不動産売却を念頭に置かれていますから必然的に多いのは分かりますが、相対的に不動産辛みの相続は多いと思います。そしてもっとも厄介なのはその揉めている問題が子の代、孫の代まで続いていくということなのです。そうならないように、相続について実際に争う前に準備する必要があると思います。
 
◆相談内容はどんなことが多い?
相続対策が必要なケースというのは、つまり“遺言書を残しておく必要があるケース“ということなんですよね。法定相続人・子供がいない場合であったり、財産の占める割合で預貯金ではなく不動産の割合が多かったり。自分の場合、相続対策が必要かどうかというのは改めて時間をとって考えることや、専門家に相談することが望ましいと思いますが、その手前の相談なら何時でもお受けできますよ。
 
相続と言っても、「これはどう分けたらいいんだろう?」という財産もあるかと思います。財産が預金や有価証券などお金であれば分けやすいですよね。でも、例えば誰も住んでいない実家=空き家。これは2つに分けれません。
「空き家を相続して親から受け取った。」というのはよくあることだと思います。一見良さそうなことに聞こえますが、自分の住む家がある中で、誰も住まない家を相続したとしても、メリットを感じられますか?また、長い間耕作されていない田畑など。特に農地は農地法があり簡単に売却することができません。一見良く思える不動産の相続でも実際は負の不動産になっているケースがあまりにも多いのです。行き場を無くした不動産で兄弟が揉める事例が急増しています。そうしたものを本当の意味で平等に分けるには、遺言書を用いて、専門家と相談しながら決めていく必要があると思います。
 
◆介護と相続の関係
いま50代後半から60代のかたにとって親の介護はリアルに深刻な問題です。
「親の介護をした自分と、していない兄弟姉妹。その苦労は考えないで相続額が同じでいいの?」長寿社会の中で、こうしたお問い合わせも最近増えているそうです。
地元の四国新聞委はおくやみ欄があり毎日のようにどこのどなたが何歳で亡くなったのがわかりますが、最近では親が90才、100才まで生きるということが珍しくなくなっています。
そこで出てくる問題が介護です。このような場合にいざ相続が発生したときに、額面上ではきっちり平等に財産を分けていても、介護をしている人としていない人が平等なのは、本当の意味で平等、正しいのでしょうか?介護してきた人にとっては苦労してきたのだから少しは多くもらうべきだと感じる方もたくさんおられるんじゃないかと思います。各ご家庭によってその事情は異なりますが、早期に親や兄弟と話をして専門家と相談しながら相続対策をしておきたいです。
簡単に決めてできることではないけれど、「準備を開始する」その行動が将来の相続を争族にしないスタートだと思います。
 
◆僕の話し  ※2023年4月に追記更新しました!
父が1月に亡くなりました。
相続を相続として終えることが出来ました。
3年前くらいから相続の勉強を司法書士の先生から教わりながら自身の相続の準備を開始して、段階的にいろいろなことを決めていきました。昨年には遺言書を公証役場に入れるまでできたので、父が亡くなった際にほとんど慌てることなく手続きを進めることができたと思います。
存命中、まだご両親がお元気で自宅で生活できているうちには、話も聞いてくれないことが普通だと思います。だいたいの方は「うちは揉めん」「金がかかる」とおっしゃるので遺言書や公証役場に行くことなど全然協力体制にならないです。
僕の場合は遺言書をかいてもらう前に「エンディングノート」を書いてもらいました。
まずはここからだと思います。僕が使ったエンディングノートのひな型もありますので、ご要り用の方にはお渡しします。
 
2022.12.01

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