インスペクションってどんな調査?

インスペクションとはどんな調査?
 
インスペクションは、大切な資産である不動産をできるだけ早く高く売りたいと考えるときに検討したい調査です。弊社でも売却の際にはご提案させていただき、実施された物件は比較的早く売却に至っています。まずは、インスペクションとはどのような調査なのか、目的や売主が実施するときにタイミングについて、お話しします。
 
◆インスペクションとは?
「インスペクション」とは、簡単にいうと、中古住宅の建物の状態を知る調査です。
宅地建物取引業法ではインスペクションについて、既存住宅状況調査技術者講習を修了した建築士が調査することや、不動産会社が調査の説明や斡旋に対応することなどを定めています。専門家が公平な立場から、中古住宅の状態について診断をします。
たとえば、一戸建て住宅であれば、構造耐力上主要な部分として基礎や壁、柱、屋根版、小屋組など、雨水の浸入を防ぐ部分として基礎杭や床版、外壁、開口部、屋根などが調査箇所です。調査はおもに目視でおこなわれますが、ほかにもケースによって計測機器や打診なども用います。
一戸建て住宅では、専門家が床下に入って直接調査するため、シロアリの腐食発見につながることもあります。インスペクションをおこなうと、劣化部分の修繕についてのアドバイスも得られます。修繕をして不動産売却をするほうが良いかなど、物件ごとに判断をして、不動産売却に取り組むことも可能です。
インスペクションとは、不動産の状態を知ることで、安心して売り出すことに役立つ調査ともいえるでしょう。
第三者による診断結果があると、買主も安心でき、結果的に早く高く売却することにもつながります。
◆インスペクションの目的
インスペクションの目的とは、中古住宅に対して売主と買主が感じやすい不安を解消することといえます。また、国は中古住宅の流通を促進するための施策のひとつとして、インスペクションを推進しています。調査対象は、築2年以上で人が居住したことのある既存住宅です。日本でも浸透しつつある住宅診断ですが、アメリカでは中古住宅の取引で頻繁に活用されています。今後はさらに普及していくことが考えられるでしょう。
 
◆実施するタイミングとは?
不動産売却をする売主がインスペクションをおこなうタイミングとはいつでしょうか。
不動産売却は、まず弊社のような不動産会社にご依頼いただき、査定と媒介契約を結ぶことからスタートします。
インスペクションのタイミングとは、この次のステップです。
媒介契約を結ぶときに、不動産会社から売主の方に調査の説明をさせていただきます。
それによって実施をご検討いただき、希望される場合は、調査に対応する専門家を斡旋することが可能です。
なお、瑕疵担保保険の付保要件をクリアするためにも、調査の依頼先は不動産会社からの紹介を受けることがおすすめです。
弊社では、安心して調査を任せていただける経験豊かで信頼できる専門家ジャパンホームシールドをご紹介しています。
実施後は、必要に応じてそのまま売り出すか、修繕をするなどして売り出します。
その後、売却活動をおこない、買主が見つかれば条件の交渉と売買契約を経て引き渡しをするまで、通常の不動産売却と同様の流れです。
2022.10.07

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